粘り勝ちのVだ。バドミントンの世界選手権最終日(28日、東京体育館)、女子シングルス決勝が行われ、世界ランキング1位の山口茜(25=再春館製薬所)が、東京五輪金メダルの陳雨菲(24=中国)に21―12、10―21、21―14で競り勝ち、同種目で日本勢初の2連覇に輝いた。
準々決勝敗退に終わった東京五輪。あの悔しさから約1年。同じ東京の地で、山口の笑顔がはじけた。「2ゲーム目はあまりよくなかったけど、3ゲーム目に立て直して、我慢してやれた」。1―1で迎えた第3ゲームは、とことん拾いまくった。陳の鋭いショットを時にはダイビングレシーブ。山口の執念に根負けした陳のミスを得点につなげ、流れを引き寄せた。最後は陳のショットがネットにかかって勝負あり。会場中が歓喜の渦に包まれた。
東京五輪と異なり、大勢の観客の前で頂点に立った山口は「グッとくるものがあった。自分にとって(応援は)力になったし、やっぱり試合が終わって観客席を見た時にすごくうれしかった。喜んでもらえるのはうれしいことだと思った」と感慨深げに振り返った。
次戦は30日に開幕するジャパン・オープン(大阪・丸善インテックアリーナ)。「もう1回いいプレーができるように、気持ちも身体も整えて準備していきたい」と早くも先を見据えた。世界一の肩書を背負い、大阪でも最高の輝きを放つ。












