【ウェンディ・チュー(NXT)】

「トキシック・アトラクション(TA)」を率いるNXT女子王者マンディ・ローズに度重なるいたずらを仕掛け、憎めないかわいらしさで一気に注目を集めたのが「いたずらっ子」ウェンディ・チューだ。

 ニューヨーク出身の中国系米国人の30歳。身長157センチながら高校時代はバレーボールで活躍。大学では体育学士の資格を取得し、高校で体操の指導をしながらプロレスラーを目指し、2014年に独立団体でデビューした。その後、地道にキャリアを重ねて17年からROHで活躍した。

 18年にはカレンQのリングネームで女子トーナメント「メイ・ヤング・クラシック」に出場。

19年にWWEと契約してNXTでザイア・リーとコンビを組むも、足首骨折のため約2年の長期欠場を強いられる。21年からはウェンディ・チューにリングネームを改め、今年3月の「ダスティ・ローデス・タッグチーム・トーナメント」ではダコタ・カイとのコンビで決勝戦まで進出するも、紫雷イオ&ケイ・リー・レイに惜敗。準優勝で評価を上げた。

 ここからチューは王者マンディとの抗争に突入する。日焼けサロンにぬいぐるみ姿で侵入し、温度をこっそり上げてマンディを真っ黒にさせたり、女子王座サミットではカタナ・チャンス、ケイデン・カーター組と結託して王者に机上スプラッシュを見舞うなどの行為を続けるも、どうにも憎めない存在だ。

 ようやく6月4日にマンディの王座に挑戦。ロングピローを持ってパジャマ姿で挑むも、キス・オブ・ザ・ローズ(顔面へのランニングニー)で敗れた。しかしドロップキックやスリーパースープレックスを見せる大善戦で、単なる色物ではないことを証明した。

 その実力が認められたのか、5日「グレート・アメリカン・バッシュ」では女子ブレークアウトトーナメント準優勝の“意地悪バービー”ことティファニー・ストラットンとシングルで激突。敗れはしたが、今後の巻き返しといたずらっ子ぶりにも注目が集まる。