【テキサス州フォートワース発】WWE・スマックダウン(SD)で、中邑真輔(42)がインターコンチネンタル(IC)王者グンターに狙いを定めた。

 WWEユニバーサル王座挑戦権のかかった2日の「マネー・イン・ザ・バンク(MITB)」MITB男子ラダー戦には、2度の予選で敗退し出場ならなかった。次の標的が注目された中、今週のSDで中邑が動き出した。

 IC王者グンターの相棒ルドヴィグ・カイザーが「グンターと対戦する価値のある対戦相手がいない」と言いながらも、オープンチャレンジを宣言したところで、〝キング・オブ・ストロング・スタイル〟が登場。「グンターは挑戦を受けたくないようだから、今のところはタイトルを保持しておけばいい。カイザーはどうだ? 今から対戦してやるよ」と、まずはカイザーとのシングル戦を選択した。

 ドイツ出身のカイザーは、欧州のレジェンドレスラーで国際プロレスに来日経験もある故アクセル・ディーターの息子。父からプロレスの技術を叩き込まれた〝サラブレッド〟だ。ゴングが鳴ると、中邑はキックからスライディングジャーマンの速攻。場外ではグンターとにらみ合ったが、この隙にカイザーのドロップキックを浴びてしまう。

 それでも得意のライダーキック、けいれん式ストンピングで反撃。延髄斬りから、コーナーに載せたカイザーに強烈なヒザ蹴りを叩き込んだ。カイザーの延髄斬り、人間風車を浴びても動じない中邑は、スピンキック一発で逆転。最後は満身のキンシャサを叩き込み、3カウントを奪った。

 試合後は怒り心頭のグンターが敗れたカイザーにチョップを見舞い、気合を入れるひと幕も。快勝した中邑は「カイザーがやられたんだ。さあ、どう出るグンター。史上最高のICチャンピオンなんだろ? でもな、俺にとってはまだまだ、てめぇなんざ青二才なんだ」と挑発した。
 
 オーストリア出身のグンターは今年4月にNXTからSDに昇格し、6月にIC王座を獲得。勢いに乗っているが、中邑が3度目のIC王座奪取に照準を定めたのは間違いない。