一枚上手の試合運びだ。バドミントンの世界選手権4日目(25日、東京体育館)、女子シングルス3回戦で世界ランキング1位の山口茜(25=再春館製薬所)は、同14位の高橋沙也加(30=BIPROGY)をストレートで下し、準々決勝進出を決めた。

 自国開催での日本人対決に「どうしても難しく感じる部分はあった」という山口だが、第1ゲームを先取すると、第2ゲームは序盤から大量リードを奪うなど、終始圧倒。「全体的に一昨日よりもスムーズに動けていたと思う。1ゲーム目はリードされる場面もあったんですけど、焦らずに自分のペースでやれた」と冷静に語った。

 コート上では高橋の気合いを感じたからこそ、山口も強い気持ちで勝負に臨んだ。「自分が引いてはだめなので、しっかり向かってやれたかな」と振り返った上で「プレースタイル的にも自分が引いてしまうと相手の思うつぼだと思う。気持ちはどちらかと言えば、一昨日は硬くなるところもあったが、今は落ち着いてできている」と収穫を口にした。

 次戦は難敵のカロリーナ・マリン(29=スペイン)と対戦する。「もともとスピードがあって、結構オフェンシブな攻撃な選手。最近はケガもあったりして、どういうプレーをするのか分からないが、久しぶりの対戦を楽しめたらいいな」と気負う様子は一切なし。自然体でリオデジャネイロ五輪女王に挑む。