巨人の桑田真澄投手チーフコーチ(54)が2―3で敗れた9日の中日戦(バンテリン)後、新型コロナウイルス陽性を経てこの日から復帰し、すぐさま結果を残した救援投手3人を称賛した。

 先月20日に陽性判定を受けた平内龍太、赤星優志、同22日に同じく陽性判定を受けて離脱していた今村信貴の救援陣3人がこの日、出場選手登録。一軍復帰初日から結果を残した。

 まずは赤星が5回途中3失点でKOとなった先発・メルセデスに代わり一死一、二塁のピンチから登板。厳しい展開での復帰戦を迎えたが、木下を一飛、レビーラから空振り三振を奪い火消しに成功。続く6回、マウンドに上がった今村は代打・福田に安打を打たれながらも無失点で切り抜けた。

 7回からは平内が4番手として登板。先頭の岡林に安打を許したが、後続をしっかりと抑えてスコアボードに0を並べた。

 これには桑田コーチも安どの表情。「復帰3人組がしっかりと投げてくれた。2週間くらいかけて3人には調整登板ではないんですけど、試合勘を呼び戻すために使いながら万全な状態に持っていってもらいたいなって思いますね」とまずまずの手ごたえを明かした。

 3投手にとっては、桑田コーチからのアドバイスも支えになったようだ。登板前には「いきなりコロナ感染前の万全な状態っていうのは考える必要はない。今のベストを尽くせばいいから、重たい気持ちにならずに軽い気持ちでベストを尽くしてこい」と言葉を投げかけたという。まずは実戦感覚を取り戻すことが第一目標とされたが、いい意味で予想を裏切る好投につながった。

 新助っ人のクロールも徐々に安定感を見せ始め、救援陣も立て直しを図りつつある。敗れはしたものの、投手陣にとっては一つの収穫を得た試合となった。