当面は手を変え品を替えで戦っていくつもりだ。首位・ソフトバンクが7日の2位・楽天戦(楽天生命)に2―5で敗戦。連勝が3でストップし、2・5ゲーム差に縮められた。

 相手先発・岸に打線が沈黙。7回をわずか2安打に封じられた。それでも上位の3位・西武、2位・楽天との敵地4試合を3勝1敗。コロナ禍で主力が大量離脱していることを考えれば上々だ。藤本監督も「十分です。そんなに悲観することはない」と前向きに話した。

 陽性となり離脱している投手陣の復帰は球宴明けになる見込み。その一方で野手陣は調整が完了次第となっている。この日のような試合展開であれば、破壊力のあるデスパイネ、グラシアル両助っ人の復帰が待たれるところだ。デスパイネと甲斐はこの日からファーム施設で汗を流した。

 ただ、藤本監督は主力でも〝見切り発車〟はさせないつもり。「昔で言えば3日休んだら1週間、1週間休んだら3週間、10日休んだら1か月とも言われていたからね。(打撃等の)状態が元に戻るまでの話ですよ。体が大丈夫でも、技術が大丈夫じゃなければチームも困りますから」。

 故障ではないだけに、本人が行けるとなれば試合に出ながら実戦感覚を取り戻させることも考えられる中で「まずは(リハビリ組で)体の状態を作って、3試合くらいは二軍の試合に出て、結果を出して、小久保(二軍)監督から行けるという報告をもらったところで、上に上がってスタメンとなる」と方針を口にした。

 現在の打線は足が使え、つながりの面では優れている。指揮官も「長打は期待できないけど、つないでいく野球ができる」と評する。両助っ人や正捕手・甲斐に関しては昇格=スタメン起用が前提。あせって上げてブレーキとなっては元も子もない。あくまでも完全な状態で戻って来てもらえればというわけだ。

 まだチームは首位を走っている。海野、渡辺陸といった第2捕手陣の育成や若手の起用も含めてプラスの面もある。当面はあせらずに戦う。