巨人の桑田真澄投手チーフコーチ(54)が3―11で大敗した7日のヤクルト戦(東京ドーム)後、先発するも3回途中5失点KOとなったマット・シューメーカー投手(35)とのベンチでのやりとりを明かした。

 思わぬ誤算だった。シューメーカーは初回に5安打1四球で打者一巡の猛攻を許し一挙5点を失った。2回こそ打者3人で抑えたが3回に再びピンチを招く。先頭・村上を中飛に打ち取ったが、青木、オスナと連打を浴びて一死二、三塁。ここで原監督は交代を告げ、3回途中5失点KOとなった。

 打線は追い上げを見せるも、初回の大量失点などが響き大敗。原監督は「先発の初回の5点っていうものもね、なかなかゲームを作れなかったというね。こういう結果になるというところでしょうね」と、助っ人右腕の背信投球に苦言を呈した。

 それでも、桑田コーチは自身の経験も交えながら擁護。「シューメーカーは修正しようとすごく努力していた姿は見えたんですけどね、最後まで修正できずに終わってしまったという感じですね。まあ僕も経験がありますけどね、シーズン通せばそういう試合も何試合かあるので、また次の登板ではしっかりとクオリティースタートを目指して投げてくれると思います」

 イニング間のベンチでは、桑田コーチ自身も改善策を模索。シューメーカーと通訳を挟まずに穏やかな表情で話し込む場面が見られた。2人だけの空間では、どのような言葉が交わされていたのか。

「投手は打たれたときは愚痴を言いたくなる時もあるんですよね。僕もそうなんですけど、言い訳を言いたい時もあるし、弱音を吐きたかったりするときもある。そういったことを全部受け止めて、(初回に)5失点して2回以降のマウンドに立つのは先発投手として屈辱なんですよね。でも『お前も屈辱だろうけど、俺もお前と一緒にベンチで戦ってるから頑張れよ』とかね。そういう話をしましたね」(同コーチ)。

 この日は結果にこそ結びつかなかったが、〝伴走者〟として寄り添う姿勢は崩さない。ここまで「肉体的にも精神的にも中5日がベスト」との本人の希望をもとに中5日でローテを回してきたが、次戦は5日以上空けて登板予定。次戦以降も二人三脚でマウンドに立ち続ける。