4大会連続11回目出場の敦賀気比(福井)が聖地節目の白星を飾った。第104回全国高校野球選手権大会第3日(8日・甲子園)の第3試合で5大会連続22回目出場の高岡商(富山)に13―3と大勝。北陸勢同士の同地区対決を制し、甲子園で春夏通算30勝目を挙げた。

 初回から打線が機能した。エース兼4番・上加世田(3年)の先制適時打を含む5連打などで一挙4得点を奪い、2回にも高見澤(2年)の適時中前打で加点。4―3と1点差まで追い上げられていた6回には相手の守備の乱れから2点を追加し、突き放した。続く7回に渡辺(3年)の左前適時打で8得点目をもぎ取り、9回には相手の拙守と妥協のない攻撃で5点を加えてダメ押し。16安打13得点で自慢の攻撃力を聖地初陣から満天下に見せつけた。

 投手陣も先発した上加世田から清野(3年)、竹下(1年)と継投でつなぎ、相手打線に14安打を与えながらも粘って3失点に抑え込んだ。

 試合後の東哲平監督(42)は「何とか1勝、次につながる1勝ができて良かった」と安どの表情を浮かべた。

 チームは今春センバツで広陵(広島)に0―9と完敗で初戦敗退を喫し、悔しさを胸にここまで一丸となってきた。指揮官は「ああいう大敗をして、選手も僕たちも悔しい思いをした。甲子園の借りは甲子園でしか返せないということでこの夏に向けてやってきた。今日の1勝に満足せずに一つずつ一つずつ勝ち上がっていけるような力を持っていると思うので、一戦一戦しっかり戦っていきたい」と述べ、選手たちとともに2回戦に向けて静かに闘争心を駆り立てた。