スイッチブレードが再び頂点に立った! 新日本プロレスのIWGP世界ヘビー級選手権(12日、大阪城ホール)は、挑戦者ジェイ・ホワイト(29)がオカダ・カズチカ(34)を破り新王者に輝いた。これで王者として米AEWとの合同興行「Forbidden Door」(26日=日本時間27日、イリノイ州シカゴ)出場が決まったが、唯我独尊発言を連発。同大会での防衛戦についても意外な反応を示した。

 これまでのシングル戦績で3勝1敗と勝ち越すジェイが、オカダキラーぶりを見せつけた。高度な技の読み合いからドロップキック、開脚式ツームストーンパイルドライバーで叩きつけられ万事休すと思われたが、ここからが真骨頂だ。王者のレインメーカーを回避すると、カウンターのブレイドランナー(変型顔面砕き)を決めて逆転勝利をものにした。

 これで団体旗揚げ50周年イヤーの主役の座からオカダを引きずり下ろした。ジェイは「IWGP・US、インターコンチネンタル、IWGPヘビー、NEVER無差別、IWGP世界…ベルトを全制覇したのは俺だけだ。まだ30歳にもなってないのに、これは快挙だ。オカダは最強と呼ばれてるんだろ? だが、俺はアイツに4回勝った上でこのベルトを巻いている。つまり俺が最強なんだ」と勝ち誇った。

 目前には世界中の注目を集めるAEWとの合同興行が控える。AEWサイドからは大阪城決戦前にハングマン・ペイジがオカダに、アダム・コールがジェイにそれぞれ対戦を熱望し機運が高まっていた。

 だが本紙の取材にジェイは「タイトルマッチは、特に自分から興味のあるものではない。彼ら(AEW)がどうしてもと望むならやってやってもいいけど、俺の仕事は大会のチケットをソールドアウトにしたことで終わったようなもの。あとは王者として大会に出場するだけだよ」と語り、同大会での防衛戦には消極的なスタンスを示す。

 振り返れば2019年4月に新日本がニューヨークのマジソンスクエア・ガーデンで米国大会を開催した際にも「俺一人の力でソールドアウトにした自負がある」と主張していた。

「俺が米国で新日本のためにやってきたことは、どの選手がやってきたことよりも会社にとって有益だ。AEWの誰と戦いたいとか、今はまったく興味がない。俺が世界最強の選手であることはすでに証明されていて、他の選手の方から対戦を望む声が上がるレベルにいるんだ。俗にいうドリームマッチなんて興味ないね」

 新王者となったジェイを巡って、今後日米でどのような展開が生まれるのか。周囲の思惑などどこ吹く風で、スイッチブレードは我が道を行く。