ソフトバンクの石川柊太投手(30)が12日、自身のツイッターを更新し〝悩める〟リチャード内野手(22)に手を差し伸べた。この「後輩思い」の発信がファンの間で話題を集めている。

 注目されているのは、SNSに不慣れなリチャードの疑問、不安に対してタイムリーに応じた石川のツイート。まず経緯を追うと、事の発端はリチャードがこの日の二軍戦で「走塁放棄」とされたプレーについてツイッターで〝状況説明〟したことに始まる。

 リチャードは12日のウエスタン・阪神戦(甲子園)の初回、無死満塁で左翼フェンス際に大飛球を放った。この打球に阪神の左翼手・前川はフェンスに体をぶつけながら好捕したように見えた。そのためリチャードは一塁到達後、三塁側ベンチへ戻ろうと塁を離れた。だが、判定は「フェア」。リチャードは慌てた様子で一塁に戻ろうとしたが、審判団の協議の結果「走塁放棄」でアウトになった。

 このシーンについて、リチャードは試合後にツイッターで説明。「誤解を招いてるんでツイートします! 僕は走って前のランナー見てたんで打球は見てません。ジャッジわからなかったので一塁審判さんに『アウトですか?』って聞きました。そしたら一塁審判さんが『キャッチアウトです』って言ったので僕は『はい』って言って帰ります! そしたら帰り道で球審の西沢さんが『ノーキャッチだよ?』と言ってきたので。え?? ってなって慌てて戻ったんですけどアウトになりました。決して僕は走塁放棄してません! 一塁審判さんに『キャッチアウトです』と言われたので帰っただけです!!」(一部抜粋)と〝当事者目線〟で伝えた。

 思わず〝声を発した〟自身の行いが正しかったのか不安を感じたリチャード。その後「ツイートってこんな感じでやっていいんですかね? 何も言わない方が良かった? 賛否両論ですけど文句を言ったりけなしたりSNSではそういうのはやめましょうね!」と投稿した。ファンが注目したのは、この後に石川が投稿したリチャードへの返信。「批判は受け入れる。誹謗中傷は報告。真実を語るのは野暮な場合もある。知らない方がエンタメとしては面白い事もあるだろうし。私も、今年だけでも真実と違うことで評価が下がってることなんか何個もある」。リチャードの疑問、不安に寄り添うツイートが「後輩思い」であるとネット上で反響を呼んでいる。

 その後も2人のやりとりは続き、リチャードはすかさず「なるほど。今日のケースはエンタメの方のケースですか?」と返信。これにも石川は「真実を語るケース。俺もリチャードなにしとんやと思ったから笑」と世間の声を代弁する形で応じ、今回の顛末を擁護した。

 これにはリチャードも「ですよね。そうなりますよね。僕もバスでリチャードニュースなってるぞって見たらえっ?てなったんでツイートしちゃいました」と安堵した様子で、先輩の愛ある〝ツイッター講習〟に感謝した。

 かねてSNSで積極的に情報発信し、ファンからの支持も高い石川。ネット上の反響から、今回も感度の良さを証明した形になった。