第2の人生はいかに――。ラグビーのトップリーグ(TL)で来年1月開幕の新シーズン限りで引退する元日本代表FB五郎丸歩(34=ヤマハ発動機)のセカンドキャリアに注目が集まっている。16日の引退会見では「二つ同時に考えられる器用な人間ではない。不器用だが、目の前のことを一つひとつ積み上げてきた人間なので、シーズン後のことはシーズン後、自分の役目を終えた後にしっかりと考えたい」と語るにとどめた。
五郎丸といえば、南アフリカから歴史的勝利を挙げた2015年W杯イングランド大会後「五郎丸ポーズ」が一躍話題となり、日本中にラグビーブームが起こった。当初は「一人にフォーカスされる違和感は感じていた」と振り返るが「ラグビーの魅力というのを広げていくのが自分に与えられた使命だと感じて、ここまでやってきた」。今後もラグビーのさらなる普及へ尽力してくれそうだ。
ラグビー界随一の知名度を誇るだけに、引退後のさらなる活躍も可能だ。かつて日本代表でチームメートだった元木由記雄氏(49=京都産業大ラグビー部GM)は「ラグビーに携わってほしい。本当に五郎丸はラグビーの人気とか知名度とかを非常に高めてくれた選手。今後はラグビー界に貢献して頑張ってほしい」とエールを送った。今後の携わり方として指導者転身が一般的だろうが、五郎丸ならではの仕事も期待されている。
あるTL関係者は「誰もが知る存在だし、新たなスポンサー獲得など(22年1月開幕予定の)新リーグ成功を担う仕事も可能では。それにラグビー界の世界的な知名度を生かして、協会が目指す再びのW杯日本招致に関わることもできると思う」と指摘した。まずは新シーズンに全力投球だが、人気者は引退後もゆっくり休んでいる暇はなさそうだ。












