ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケートペアフリーが16日(日本時間17日)に行われ、〝りくりゅう〟こと三浦璃来(24)、木原龍一(33=ともに木下グループ)が世界歴代最高の158・13点をマーク。合計231・24点で金メダルを獲得した。
歴史を作った木原は、愛知・邦和みなとスポーツ&カルチャーを拠点に羽ばたいた。同じ拠点で練習を重ねてきた五輪2大会出場の鈴木明子さん(40)は現地で演技を観戦。「今日の龍一には覚悟を感じた」と涙ながらに喜びを語った。
木原がスケートを始めたのは4歳の頃。幼少期から木原を知る鈴木さんは「人を引っ張っていくよりも、どちらかというと先輩についていくっていうタイプだった」。夏合宿の空き時間には野球をして遊ぶなど、どこにでもいる男の子だった。
シングルでも世界ジュニア選手権に出場する実力者だったが、2013年に日本連盟からペアの転向を勧められた。
当時の様子を鈴木さんは「本当に悩んでペアに転向した部分があった。あの時は体も今と違って細かったし、拠点も海外に移すことはものすごく大きな挑戦だったと思う」と回想。木原は米デトロイトに拠点を構え、高橋成美とのカップルで14年ソチ五輪の舞台に立った。18年平昌五輪は須崎海羽とのカップルで出場するも、不完全燃焼での幕切れだった。
引退も考えていた19年夏には、三浦とカップルを結成した。年齢は木原が9個上。ひと回り近く離れたパートナーだったが、素直で優しい性格の木原との相性は抜群だった。「責任感が生まれ、基本的には龍一が璃来ちゃんを支え、璃来ちゃんが一番力を出せて輝けるように引っ張っていっている。今大会のSPのように龍一がへこんだ時は璃来ちゃんが支えている。まさに理想的な関係性だと思う」と太鼓判。表彰式で涙ぐむ木原を見て「なんて素敵なスケーターになったんだ」とたたえた。













