巨人・立岡宗一郎外野手(32)が9日の西武戦(ベルーナ)で、まさかのアクシデントに見舞われた。

 球場内が騒然となったのは、4―3で試合も大詰めの9回一死の場面だ。守護神の大勢から外崎が放った打球は右中間への飛球となり、落下地点には右翼手の立岡と中堅手の丸が捕球に向かって交錯した。最終的には丸が捕球して二死となったが、立岡は衝突を避けようと体勢を崩した際に左足を負傷した模様だ。

 そのまま起き上がることができず、場内はどよめくばかり。ただちに異変を察知した二塁手の吉川が駆けつけたのを皮切りに、ベンチからはトレーナーや亀井外野守備走塁コーチをはじめ、ナインも続々と集結した。原監督も心配そうに見つめたなか、立岡は起き上がれず、ついには運び込まれた担架に乗せられて無念の退場となってしまった。

 立岡が搬送される間、マウンドには山口投手コーチが駆けつけて大勢を落ち着かせ、最後は代打・若林を空振り三振に仕留めてゲームセット。チームは連敗を3でストップさせたが、その喜びも半減だ。

 この日の立岡は「8番・右翼」で先発出場。初回の守備では、無死一塁の場面で右飛を捕球して一塁に送球して併殺を完成。4回の守備でも一死一塁でオグレディの打球をスライディングキャッチ。相手のランエンドヒットも加わり「9―4―3」と渡って楽々と併殺を完成させていた。緊急先発となった新人・赤星は毎回走者を背負う投球だっただけに、立岡の守備力がどれだけ精神的負担を和らげたか分からない。

 打っても7回二死一、三塁で、チームに4点目を呼び込む貴重な中前適時打で4打数1安打1打点。「チームにも大きな追加点になりましたし、僕にとっても大きな一打になって良かったです」と喜びをあらわにしていたのだが…。

 攻守で存在感を示し、チームの4連敗阻止に大きく貢献していただけに今後の状態が心配される。