国際スケート連盟(ISU)が、ロシアの国際大会除外の延長を決定したことを受けて、同国の元世界女王エフゲニア・メドベージェワ(22)が自身の「テレグラム」で「奇跡は起きなかった」と失望を表明。その一方で、自国メディアに対して冷静な対応を求めた。

 今後は選手の国籍変更がロシア国内で注目されることが予想される中、メドベージェワは自身が過去に受けた壮絶な〝裏切り者バッシング〟が再現されることを危惧している。同選手はエテリ・トゥトベリーゼ・コーチのもとを離れてカナダのブライアン・オーサー・コーチに師事した際、報道でカナダ国籍変更が盛んに取りざたされたという。

「わが国のメディアは、憶測を延々と流した。『祖国を裏切るとはどういうことか?』というヒステリックな質問で電話が鳴りやまない。何度、国籍変更を否定しても『いつからカナダ代表としてプレーするのか』と何度も電話がかかってきた。そんなことは考えたこともなかったのに」と苦々しく回想。「誰かが国籍を変えるかもしれないなどと、ヒステリックにならないで」と選手への配慮を訴えた。

 その上で「私たちがすべきことは、国内の大会に集中し、国際試合への出場を停止されているすべての選手をサポートし、そこに復帰させる権利を得るために戦うこと」と主張。フィギュア王国の動揺は相当なようだ。