ロシア・フィギュアスケート界の名指導者で「鉄の女」と呼ばれるエテリ・トゥトベリーゼ・コーチが大胆な行動に出ていたことが判明。プーチン大統領との〝決別姿勢〟が一層鮮明になっている。

 26日にモスクワで開かれた北京五輪メダリスト表彰で、プーチン大統領は出席者に勲章を授与。しかし、ロシアメディア「チャンピオナット」などによると、カミラ・ワリエワ(16)らを育てた功労者で参加資格のあるトゥトベリーゼ氏は姿を見せず。この日、同氏は自身のアイスショーのためニジニ・ノブゴロドを訪れており、ここでの行動が波紋を広げている。

 ロシア「DNI24」によると、会場の正面にロシア軍のシンボルとなっている「Z」のバナーが掲げられていた。これを知ったトゥトベリーゼ氏は、鶴の一声で撤去させてしまったという。同メディアは「このスキャンダラスなニュースがネット上で伝わると、有名ジャーナリストのソブチェクが『エテリ!』という一言だけをSNSに投稿し、同コーチを支持した」と報道。厳しい言論統制が敷かれる同国で、いかに禁断の行動だったかがうかがえる。

「Z」と言えば、エフゲニー・プルシェンコ氏が軍を称賛するアイスショーを開催して世界中から批判されたばかり。全く逆の行動を取る鉄の女は自身のSNSからプーチン大統領との2ショットやロシア国旗などを削除し、亡命説までささやかれていたほどだ。今回も大統領に対して〝反旗〟を翻した格好。果たして、このまま無事でいられるのか…。