オリックスが連戦を控えるゴールデンウィークを前に新型コロナウイルスの脅威にさらされている。

 27日に杉本裕太郎外野手(31)と村西良太投手(24)が体調の異変を訴え陽性となっていたことが明らかになると、28日にも山足達也内野手(28)、阿部翔太投手(29)とスタッフ1人の陽性が判明。これでチーム関係者を含め計5人が当面の間、隔離療養を強いられることになった。

 オリックスは今月上旬にもチーム内で計12人がコロナの陽性判定を受け、12日から行われる予定だった敵地での楽天3連戦が中止に追い込まれた。そんな不運の状況からようやく立ち直った矢先の再苦境とあって関係者は一様に「なぜウチばかりが…」と頭を抱えている。

 中嶋監督は27日の試合後、離脱者が増えつつある現状について「人がいなくなって、そうなった時にはやっぱり全員でやらなければいけない。そう考えたら誰にでも出る機会はある。誰が出てもやれるようにしていきたい」と選手一丸で乗り切る構えを見せていたが、リーグ連覇を目指すチームにとっては悩ましいこと極まりない。

 仮にこのままの状態で公式戦を消化するとなれば戦力ダウンは否めず上位追撃は厳しさを増す。一方、離脱者がさらに増え再び公式戦が延期されたとしても、それはそれでシーズン終盤に過密日程を強いられる。進んでも立ち止まっても当分の間は苦難の道のりだけにチームを指揮する中嶋監督も頭が痛いところだ。

 28日の試合はそんなチーム内の重い空気もあってか、最下位の日本ハム相手に2―6で敗戦。連勝も「2」で止まった。チームは今後、この試練にどう立ち向かうのか。昨季終盤に見せた猛牛軍団の底力に期待したいところだが…。