【ニューヨーク州アルバニー発】WWEの絶対王者はどこに向かうのか。WWEユニバーサル王者ローマン・レインズ(36)の次戦に注目が集まっている。

 祭典「レッスルマニア(WM)」では、ブロック・レスナーを破り、WWE王座とユニバーサル王座の統一に成功。次なる目標として、ユニット「ブラッドライン」の仲間でいとこのスマックダウン(SD)タッグ王者ウーソズ(ジミー&ジェイ)にRKブロ(ランディ・オートン&リドル)からロウタッグ王座を奪い、タッグベルトの統一を命じた。

 注目のタッグ王座統一戦はPPV「WM・バックラッシュ」(5月8日=日本時間9日、ロードアイランド州プロビデンス)で実現するが、絶対王者となったレインズ自身の対戦相手は決まっていない。これと言った挑戦者も浮上しておらず、次回PPVで防衛戦があるかどうかも不透明な状況だ。

 そうした中で、今週のSDではタッグ前哨戦として、リドルがジェイ・ウーソと一騎打ち。RKブロは試合前に、メインでサミ・ゼインとのランバージャック戦を控えるドリュー・マッキンタイアと、打倒ブラッドラインでの協力体制を確認。マッキンタイアの味方としてランバージャックに参加することになった。
 
 リドルとジェイの一騎打ちは激戦となり、最後はリドルがジェイ必殺のフロッグスプラッシュをヒザで迎撃。そのままクルリと丸め込んで3カウントを奪った。先週のジミーに続き、ウーソズ相手に前哨戦2連勝を飾ったが、ドレッシングルームでこの試合を観戦していたブラッドラインのリーダー・レインズは面白くない。代理人のポール・ヘイマンとともに不満げな表情を浮かべた。

 レインズは試合を終えたウーソズを両脇に従え頭を抱えているところに、ゼインが入ってきてRKブロとマッキンタイアが同盟を結んだことを告げ口した。これを受けてゼインとブラッドラインも「協力したい」とちゃっかり提案。レインズは渋い表情ながらこれを受け入れ、ランバージャック戦にゼインの味方としてウーソズを送り込んだ。

 場外に落ちてきた選手をリングに戻すランバージャック役に中邑真輔も加わったが、ウーソズの魂胆は明白だ。試合途中に場外でいきなりオートンにダブルのスーパーキックをくらわすと、リドルをパンチでボコボコにしてから鉄柱に叩きつけた。ウーソズはRKブロへの仕返しに成功すると、勝手に退場した。

 メイン戦はゼインが逃走し、決着がつかず。次週SDで、金網戦で決着をつけることになったが、この日もレインズの防衛ロードに動きはなかった。果たして〝トライバル・チーフ〟の胸算用はいかに――。