〝トリックスター〟が日本に帰ってくる。昨夏の東京五輪スケートボード男子ストリート金メダルの堀米雄斗(23=ミクシィ)が、世界最高峰のアクションスポーツ国際大会「X Games Chiba 2022」(22~24日、千葉・ZOZOマリンスタジアム)に出場する。「Xゲーム」は25年以上の歴史を持ち、国内初開催となる今回も各国からトッププロが集結。3年前に頂点に立った五輪王者の〝凱旋V〟に期待が高まっている。
東京五輪で金メダルを獲得した堀米が、世界最高峰の大会で再び頂点を目指す。米ロサンゼルスに拠点を置く五輪王者はすでに帰国しており、目前に迫った本番に向けて準備に励んでいる。
日本初上陸のXゲームは1995年に米国でスタート。大会側から招待されたトップクラスのプロ選手が競い、これまで世界12か国で累計600万人以上の観客を熱狂させてきた。夏季はスケートボード、BMX、Moto X、冬季はスキー、スノーボードを実施。今年1月の大会では北京五輪スノーボート男子ハーフパイプ金メダルの平野歩夢(23=TOKIOインカラミ)が2位に入った。
2019年の米ミネアポリス大会で優勝した堀米にとって、今大会は3年ぶりの制覇がかかる。通算13回優勝のナイジャ・ヒューストン(米国)は欠場するものの、東京五輪銀メダルのケウビン・ホフラー(ブラジル)、銅メダルのジャガー・イートン(米国)が再来日。ハイレベルな争いとなることは間違いない。
母国での〝凱旋V〟を狙う堀米も準備に抜かりはない。一昨年にロサンゼルスに購入した自宅の庭には練習スペースを確保。堀米は「家の庭はウオームアップとかに使うことが多いですね」と話し、本格的に滑る場合は近隣のパークや設備が整った施設を使用している。ただ、自宅の練習場には取って置きの使い方があるという。
「新しいトリック(技)を思いついたときにも使います。アイデアが浮かんで『これ、できそうだな』と思ったら、すぐにスケートできる場所があるので、トライするといった感じですね」。せっかくアイデアが浮かんでも、練習場が遠ければイメージが霧散しかねない。「移動時間ゼロ」のメリットを最大限に生かせるというわけだ。さらに最近は「セクション(台などの道具)も増えて、より滑りやすくなりました」と、練習の自由度が増している。
堀米は母国での大舞台に向けて「(Xゲームは)小さいころからテレビでよく見ていました。それが日本で開催されることはすごく楽しみだし、自分の一番良い滑りをみんなに見せられたら」と意欲十分。〝ホーム〟でどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、今から楽しみだ。












