10日のゼロワン両国大会で負傷し緊急搬送された大谷晋二郎(49)に、奇跡の復活を遂げた男から熱いメッセージが届いた。
大谷は同大会で杉浦貴の持つ世界ヘビー級王座に挑戦。ジャーマンでコーナーのターンバックルに叩きつけられてから全く動かなくなった。神尊仁社長は11日に「意識はありますけど、手足は動かせない」と説明し、林督元リングドクターは状況から「頸髄損傷だと思いますね」と語った。
レスラーが首の大ケガを負うケースは少なくない。新日本プロレスで活躍した中西学は中心性脊髄損傷を、現在活躍中の本間朋晃は中心性頸髄損傷を乗り越えてリング復帰を果たした。
中西の手術を執刀し同団体の医事委員会に名を連ねる牧田総合病院の朝本俊司医師は「医学的エビデンスはないですが、一般的に大谷選手のようなケガはなるべく早く手術(頸椎椎弓形成術)したほうがいいと思います」と見解を示す。中西と本間が競技復帰できた大きな要因は「手術がしかるべきタイミングで行えたのが一つと、術後早期にリハビリに持っていけたということの2点だと思います」と明かした。
アニマル浜口ジムの先輩にあたる大谷の負傷を受け、本間も本紙の取材に応じた。2017年3月沖縄大会のリングに倒れた本間は四肢まひ状態となり、当日は指を動かすこともできなかったという。
それでも手術とリハビリを経て18年6月にリングに戻ってきた。「諦めない気持ちがあったからこそ復帰できたと思ってます。僕の知ってる大谷さんも、決して諦めない男。だから信じています」とエールを送る。
「プロレスの教科書に『大谷晋二郎は元気になってリングに戻ってくる』って書いてあった、とツイッターでも書かせてもらったんですけど…。大谷さんの〝気合〟はケガになんか負けないと思ってます」。大谷の一日も早い回復を多くのレスラー、関係者が心から祈っている。












