〝真晴節〟全開だった。卓球のアジア大会代表選考会(10日、東京・赤羽体育館)、2016年リオデジャネイロ五輪団体銀メダルの吉村真晴(28=名古屋ダイハツ)が、決勝で全日本選手権2冠の戸上隼輔(20=明大)を4―3で下し、シングルス代表権を獲得した。
勝利の瞬間、雄たけびが会場に響き渡った。「本当にうれしく思います」と切り出した吉村は「僕自身、選考会を勝ちきるのが初めて。こうやって自分自身がやってきたことだったり(24年)パリ(五輪)に向けて頑張ろうという新たなモチベーションになるので」と喜びを爆発させた。
代表入りを目指した昨夏の東京五輪はサポートメンバーとして、ベンチから仲間を鼓舞した。「一時は日の丸を背負うことがあきらめたりした。でも、自分が戦う場所は結局あそこだなと思いながら、悔しい気持ちをこらえて(試合会場の)東京体育館に行きました」と振り返る。
2019年の団体W杯以来の代表入りに「非常に新鮮で、国際大会1年生みたいな気持ち。1回留年みたいな」と笑いを誘うと、海外勢との試合に向けては「楽しみ。みんなの試合はユーチューブとかで見ていて、俺も出たいなとか、俺だったらこうしているなとか、地元のおっちゃんみたいな感じで1人で解説してますけど。自分がその場所に立てることをうれしく思うし、日の丸を背負って戦えることがすごく楽しみ」と冗談を交えて意気込みを語った。
男子代表最年長となることを受けて「これまでは日本の大黒柱の水谷(隼)さんがいたり、安心できるなというのがあったけど、もう(僕が)キャプテンですね(笑い)」と吉村。実力はもちろん、明るいキャラクターを強みにチームをけん引するつもりだ。











