完敗を認めるしかなかった。卓球のアジア大会代表選考会(10日、赤羽体育館)、東京五輪でメダル3つを獲得した伊藤美誠(21=スターツ)が、シングルス代表入りを逃した。

 予選A組で2勝を挙げていた伊藤は、同じく2勝の木原美悠(17=エリートアカデミー)と対戦。序盤から主導権を握ることができず、第2、第3ゲームを連取するも2―4で逆転負けを喫した。試合後は「お互い本調子だったと思う」とした上で「0―4で負けてもおかしくない試合。挽回して落ち着きながらできたけど、最終的に実力なので。そこで実力負けだなと思いました」と振り返った。

 ラリーからの失点や木原に一発で仕留められるシーンも見受けられ、この日は「(相手が)すべて上回っていた」。続けて「早田(ひな)選手並みのパワーがあるので、そこを上回ろうと思わなくてもいいと思うけど、サーブだったり、レシーブ、ラリー力は付けるべき」と今後の課題を口にした。

 2年後のパリ五輪に向けては国内での選考会が重視される。「海外の選手にも国内の選手にも勝てる、どこの大会でも勝てる選手になっていく」と伊藤。さらなる進化を目指し「また次の大会に向けて進歩できるように頑張ります」と前を向いた。