卓球男子シングルスで世界ランキング3位の張本智和(トヨタ自動車)が27日、好敵手とともに世界の頂点へ自信を示した。

 世界選手権団体戦(28日開幕、ロンドン)で57年ぶりの金メダルに向け、羽田空港で出国前の取材に応じた張本は「団体戦で初めて金メダルを狙える戦力だと思うので、ワクワクしている」と笑みを浮かべた。自信の根拠として、真っ先に18歳の松島輝空(そら)の存在を挙げる。「やっぱり松島くんが2点(起用)を期待できるし、戸上(隼輔、井村屋グループ)くんが3番で出られるのは他国からしたら怖いこと。誰が2点でも、3番でも良いことは中国でもフランスでも多分できない」と選手層の厚みを強調した。

 特に張本と松島は、1月の全日本選手権では2年連続で準決勝を戦い、松島が2連覇を達成。急成長を見せる松島については「2年前くらいまではかわいい後輩だったが、卓球に関してはかわいげがなくなってきた」と冗談交じりに語った。

 プライベートでも「1年前くらいまでは無条件にご飯をおごっていたが、最近は『別にいいですよ』みたいな感じで(笑い)。賞金も入ってきたのかなという気もするし、そういう変化はある」とこちらの〝成長〟ぶりも著しいようだ。

 松島もこの日は張本と「卓球の話をすることは少なくなった」と変化を口にしているように、互いにライバル意識は強くなった。それでも張本は「今大会はずっと仲間。今回良い結果を残せれば5~6年、8年、10年と良い時代を作れるのではと思う」と日本卓球界の黄金時代到来に期待を込めた。