卓球男子のエース・張本智和(トヨタ自動車)にとって、頼れる後輩の存在はプラスに働きそうだ。

 最新の世界ランキングで張本が日本勢トップの4位となる一方で、成長著しい松島輝空(木下グループ)も8位につけている。14日に都内で行われた世界選手権団体戦(5月、英ロンドン)の公開練習に参加した張本は、松島の躍進について「ただただ心強い。だからこそ僕が『1点でいいや』ではなく、今まで通り2点取れば勝てる確率が増えた」とメリットを口にした。

 今大会の張本と松島は、対戦相手の相性に合わせて変幻自在に使用することが可能な実力を持っている。張本は「今回は僕が2番手で出る時も何回もあると思う。(監督の)岸川(聖也)さんにも『世界ランクで僕に気を使ってエースで使う必要はないです。相手を見て、松島をエースで使ってもらって大丈夫です』と話している」と勝利に徹する構えを見せた。

 張本は長きにわたって絶対的な柱として君臨。しかし、松島の台頭によって気持ちに余裕が生まれた。

「松島が強くなって、安心して任せられるようになった。22歳でこうやって安心して、自分だけじゃないなと思えるのは初めて。そこは何か不思議だなと思うし、何が起こるかわからない、誰が成長してくるかわからないのが卓球だったりスポーツの面白さだと思うので、すごく心強いし、新鮮」

 2人の柱で金メダルに突き進む構えだ。