新たなチームで世界一へ――。卓球の世界選手権団体戦(28日開幕、英ロンドン)に挑む日本代表が14日、都内で練習を公開し、女子の張本美和(17=木下グループ)は「今回は金メダルしか目指していない」と意気込んだ。

 今大会の女子は張本、早田ひな(日本生命)、橋本帆乃香(デンソー)、長崎美柚(木下アビエル神奈川)、面手凛(日本生命)が代表入り。長きにわたり代表をけん引してきた黄金世代の平野美宇(木下グループ)と伊藤美誠(スターツ)が選外となったが、過度な心配は不要だ。

 女子の中沢鋭監督は本紙の取材に「平野選手や伊藤選手がいなくても、今のメンバーの構成だったらベテランで国際大会、五輪の経験がある早田選手がいるし、その下には今の日本のエースである張本選手もいる」と指摘。18歳の面手が国内選考会を勝ち抜いて代表入りを果たすなど、若手も台頭しており「一番いい形になっているのでは」との見方を示した。

〝みうみま〟が不在の中、キーマンとなるのは張本だ。1月の全日本選手権ではシングルス決勝で早田を4―3で下して初優勝。中沢監督は「今までずっと早田選手に負けていたけど、勝ち切って日本の1位になった。その辺は張本選手も粘り強く頑張っているので、今後はもっと強くなるんじゃないかなと思う」と期待を寄せた。

 2年前の前回大会は中国に敗れて5大会連続の銀メダル。張本は第1、5試合に出場するも、白星をつかめず大粒の涙を流した。リベンジを見据える上で「特に決勝戦がすごく忘れられない貴重な経験になった。それを絶対に生かさなければいけない。同じ過ちは2度繰り返さない」と力強く宣言。悔しさを晴らし、55年ぶりの金メダルを勝ち取ることはできるか。