森保ジャパンのMF三笘薫(24=サンジロワーズ)の表情には、悔しさがにじみ出ていた。

 カタールW杯アジア最終予選のベトナム戦(29日、埼玉)に先発出場した三笘だったが、最後まで得点に絡むことはできないまま、1―1で試合は終了。「全く自分のプレーに納得していない。ゴールに絡めず、ブロックを敷いた相手をなかなか崩せなかった。課題の残る試合だった」と顔をしかめた。

 24日のオーストラリア戦(シドニー)では、後半39分からピッチに立つと、わずか5分間で2得点。森保ジャパンのW杯出場を引き寄せ、代表定着にも意欲を示していた。しかし、この日はフル出場した中で「前半は自分のプレー的に推進力は出せたけど、その分後ろのケアだったりがオープンになるところがあった。そういったところでスタメンが少ないのも分かる」と数々の反省点が垣間見えた形となった。

 カタールW杯までは残り約8か月。当然代表入りはもちろん、スタメンの座も狙っていく。「90分通したタフさはまだまだ全然足りない。1人で打開できるようにならないといけない。強度が全く足りてないと思う。世界の選手はずっと仕掛けられる能力があると思うので、まだまだそこを伸ばさないと代表に関わっていけない」と決意を新たにした。

 ジョーカーではなく、主役の座を張るために。「いろんなポジションでもやれる強度と、どんな状況でも試合に出場できるタフさを求めてやっていきたい」と意気込む三笘の巻き返しに注目だ。