本当に大丈夫? 巨人の新助っ人グレゴリー・ポランコ外野手(30=前ブルージェイズ3A)とアダム・ウォーカー外野手(30=前米独立リーグ)が18日のロッテとのオープン戦(東京ドーム)で一軍デビュー。まだまだ未知数の部分が多いものの、まずは上々のスタートを切った。ただ、ウォーカーはここまでに見せた〝弱肩ぶり〟が周囲をザワつかせている。


 まずは順調な一歩を踏み出した。この日から一軍に昇格したポランコとウォーカーは早速スタメン出場。メジャー通算96発を誇るポランコはフリー打撃で大型ビジョンや看板に何発もブチ当て、試合では佐々木朗から2三振を喫した後の第3打席で13球粘った末に四球を選んだ。ウォーカーも2番手の育成・小沼の151キロを中前へ運び、笑顔でベンチに退いた。

 ポランコは「(粘って)徐々に変化球も見えてきたので、開幕に向けていい準備ができる」と納得顔で、ウォーカーも「初めての一軍の試合で初ヒットも記録したので、何よりうれしい」。原辰徳監督(63)も「結果はともかく、ゲームに出られた、出たということがジャイアンツにとっては良かったと思いますね」と満足げだった。

 今後は1日も早く日本の野球や生活環境に慣れることが求められる。まだまだ不確定要素も多いが、ウォーカーに関しては8日から合流したファームでかなり周囲をザワつかせていた。昨季までプレーし、2年連続MVPに輝いた米独立リーグとNPBのレベルの違いも分からず、マイナー通算143発のウォーカーがどんなプレーをするのかもよく見えない状況。それだけに自慢のドレッドヘアに限らず、二軍内では大きな関心事となっていた。

 そんな中、漏れ出てきたのがこんな声だった。

「肩をケガでもしているの? それとも、あれがルーティーンなの!? ちょっとヤバくないか」

 9日からはポランコを練習パートナーに調整してきたが、キャッチボールでは体全体を使って力強い球を投げることはなく、基本的に「ポ~ン」と緩い山なりの球しか放らない。ジャイアンツ球場の室内練習場ではおよそ50~60メートルの距離が届かず、ポランコの手前で何度もバウンドしていた。支配下登録を目指す育成選手でもそういった光景はまず見られないだけに「オイ、オイ、オイ…」となるのも無理はなかった。

 この日は左翼守備につき、イニング間に中堅手の丸と行ったキャッチボールも山なり。守備で唯一の見せ場となりかけた4回二死一、二塁の場面では三遊間を抜けた安打を処理したが、本塁には送球せず、二塁走者は楽々と生還してしまった。

 その気になれば全力投球できるのか。それとも外野手としては決定的な欠陥を抱えているのか。育成も兼ねての獲得で即戦力候補とは目されていないが、戦力の一員であることは確か。真の実力はベールに包まれたままだ。