フィギュアスケート女子でロシアの有望株として注目を集めるベロニカ・ジリナ(13)が、エテリ・トゥトベリーゼ氏のもとを離れてエフゲニー・プルシェンコ氏が率いるチームに移籍した経緯を明かした。
ジリナはその実力に加えて、ライバル関係にあるトゥトベリーゼ氏のチームからプルシェンコ氏のもとへ〝禁断の移籍〟をしたことでも注目を集めている。
そうした中、ロシア放送局「マッチTV」にトゥトベリーゼ軍団での指導の実態を明かした。
移籍の理由については「私はすべてを言いたくない。個人的な理由と言っておきます」と言葉を濁したジリナ。ただ、トゥトベリーゼ氏のもとで受けた指導に関しては思いのたけを語った。
「フルスタリン(トゥトベリーゼ氏の本拠リンク)では、私は何か間違ったことをするのを恐れていた。彼らが私を叱るだろうと思っていた。いつも何かを恐れていた」と苦しい胸の内を吐露。その一例として「生徒たちは誰も冗談一つ言っていなかった。すべてが厳格だった。正直、コーチと話すのが怖かった。たとえば、ある種のケガがあって痛みがある場合、普通なら痛みのない箇所の練習をしたりする。でもフルスタリンでは、もっと厳しいものが求められる。けがをして痛みがある場合でも、ジャンプをする必要がある」と負傷していても構わずジャンプ練習を指示されるという。まさに昭和さながらのスパルタ指導だ。
その後プルシェンコ氏のチームに移籍してからは「今ではもう恐れはない。ここはもっと家庭的な雰囲気がある」と和やかなムードの中でのびのびと練習に打ち込んでいるようだ。
そして最後にジリナは「長くスケートを続けたいので。早くスポーツを辞めたいとは絶対に思っていない」。トゥトベリーゼ氏の教え子は引退が早いことを皮肉っているとも受け取れる意味深な言葉で締めくくった。
トゥトベリーゼ氏のもとを離れる選手が今後続出するかもしれない。












