フィギュアスケート世界選手権(21日開幕、フランス・モンペリエ)と同時期にロシアの国内大会「チャンネル・ワン杯」(24日開幕、サランスク)が開催されることとなり、ロシア側が早くも〝勝利宣言〟を出した。

 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻により、国際スケート連盟(ISU)はロシア選手を国際大会から除外することを決定した。これに対して、ロシアフィギュアスケート連盟(FFKKR)は「チャンネル・ワン杯」の開催を世界選手権と同時期にぶつけ、北京五輪金メダルのアンナ・シェルバコワ(17)、銀メダルのアレクサンドラ・トルソワ(17)、ドーピング問題に揺れたカミラ・ワリエワら有力選手が出場する見通し。両大会の〝ガチンコ対決〟のゆくえに注目が集まっている。

 こうした中、ロシアメディア「チャンピオナット」は「制裁へのエレガントな対応 ロシアは世界選手権の最中にスーパートーナメントを開催する」と題する記事を掲載。「チャンネル・ワン杯はモンペリエの退屈な大会(世界選手権)を視聴率で打ち負かすことだろう。我々はこの大会を完璧なタイミングで開催する」と報じた。

 さらに、同メディアは「ロシアは選手への不公平を許さず、最も潔い方法で制裁に対応した。低視聴率、低競技力で何の興味もわかない大会というのが、世界選手権の観客を待ち受けている。私たちのショーツアーは世界中の何百万人もの人々に見てもらえることになる」とロシア国内大会の〝圧勝〟を宣言した。

 その上で「(チャンネル・ワン杯は)フランス大会では味わえないハイレベルな戦いとともに、選手たちは良いムードに包まれることだろう。ロシア選手の欠場により、世界選手権への注目度は著しく低下する。男子トーナメントを除いて、すべての種目でトップ選手がいなくなることは、このイベントが非常に退屈になることを意味する」と断言した。