ドーピング問題の渦中にいるフィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ(15=ロシア)を指導する〝鉄の女〟ことエテリ・トゥトベリーゼ・コーチと五輪金メダリストの〝皇帝〟エフゲニー・プルシェンコ氏の指導者の覇権争いがロシアで注目されている。
ロシアメディア「チャンピオンナット」は「現在は指導者として活躍するプルシェンコ氏は、トゥトベリーゼの牙城を崩すことができるのか」と題した記事を掲載。現在はトゥトベリーゼ氏の天下なのは言うまでもない。北京五輪フィギュア女子金メダルのアンナ・シェルバコワ(17)と同銀メダルのアレクサンドラ・トルソワ(17=ともにロシア)をはじめ、2018年平昌五輪も教え子が金銀を独占した。
しかしプルシェンコ氏は、ライバルの天下をこれ以上続けさせまいと逆襲の機会をうかがっているという。今後は2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪へ向けた両指導者の争いとなる中、同メディアはそれぞれの有望なジュニア選手を紹介。
プルシェンコ陣営の有力選手は1月のロシアジュニア選手権で3位に入ったソフィア・ムラビヨワ(15)をはじめ、ベロニカ・ジリナ(13)やアナスタシア・ジニナ(14)ら。
対するトゥトベリーゼ氏サイドでは、門下のソフィア・アカチエワ(14)を挙げた。1月の同選手権で2連覇。すでに4回転サルコーや4回転トーループを飛ぶ将来のスター候補だ。
外的要因も影響を及ぼしそうだ。ワリエワのドーピング問題の調査次第では、トゥトベリーゼ氏も処分される可能性もある。同氏が〝失脚〟にすればプルシェンコ氏が覇権を握ることも出てくるだろう。
いずれにせよ、次から次へと有望選手が現れるロシアフィギュア界の牙城を崩すのは簡単なことではない。












