巨人の春季沖縄キャンプに参加中のチアゴ・ビエイラ投手(29)が25日にフリー打撃に登板し、今季初の実戦形式の練習を行った。

 ここまでの調整は順調そのものだ。この日は秋広を含む打者5人と対戦し、27球を投球。制球に苦しむ場面を見せながらも安打性の当たりは0本に抑え、変化球もすべての球種を試した。

 登板後、ビエイラは「100%準備ができているかといったら、まだそこまでは到達していない」としながらも「何か月も空いている中で初めて投げた日にしては、かなり状態は上がってきているし、自分としてはいいところに来ていると感じました」と手応えを口にした。

 この日がキャンプ最終日にもなったが「3年目になるんですけど、一番いいキャンプが送れていると思います。結果はもう神様しか知らないので、そこは神様に委ねて、ただ同時に、いい結果が出るように努力していくことは大切なこと。そういう努力はしっかりできていいキャンプになってると思います」と、実直な一面を見せながら振り返った。

 悲願の日本一に向けて、チームの勝利に貢献することを大きな目標に掲げる右腕だが、「日本最速男」として自身の持つNPB最速記録166キロの更新も狙っている。「ただ速いボールを投げたいという、そこだけでは決してないですけど、まだまだ自分の可能性を信じていますし、誰もたどり着いていない所に行きたいという思いはあるので、まだまだトレーニングはしていきます」。

 開幕まで約1か月。あらゆる夢をかなえるため、頼れる剛腕は努力を惜しまない。