ロシアスポーツ界の重鎮が、北京五輪にロシア・オリンピック委員会(ROC)として出場したフィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ(15)とアレクサンドラ・トルソワ(17)に、政府の〝要職〟への就任を計画している。

 今大会では世界中から注目を集めたドーピング問題に揺れたワリエワや、フリーの演技後にトゥトベリーゼ・コーチへ感情を爆発させて〝造反〟したトルソワが大きな話題を呼んだ。

 ロシア放送局「ラジオKP」は、アイスホッケー男子で五輪2大会金メダリストのバチェスラフ・フェティソフ下院副議長が金メダルのシェルバコワも含めてフィギュアスケート女子選手の活躍を称賛した様子を報道。活躍を踏まえてフェティソフ氏が「我々の国の環境大使になってもらいたいと考えている。これらの女子選手に対する若者からの愛情や関心は、自然や環境へのプロセスに関与する機会を与える。我が国の有名アスリートが、問題の解決策の一部になってほしいと思っている」と明かした。

 政界とスポーツ界に影響力のあるフェティソフ氏が、ワリエワやトルソワの〝人気〟に目を付け、ロシア政府肝いりの環境プロジェクトの大使として〝外交デビュー〟させようとのプランを温めているのだ。「有名人、特に人気のある人が問題の解決策の一部であるべきだ。これは教育的な側面もある。我々の大使になることを願っている」と強調し、具体的な活動や報酬などを詰めた上で正式にオファーする見込みだ。

 ロシアのスポーツ界に大きく貢献したワリエワやトルソワが国の仕事を担うことで、政府との距離がより近くなりそうだ。