ドーピング問題を抱えるフィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ(15=ロシア)らを指導しているエテリ・トゥトベリーゼ・コーチが自身のインスタグラムで北京五輪を総括した。

 ワリエワのドーピング問題をキッカケに行き過ぎた指導が批判の対象となり、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長も会見で非難した。また女子シングルで銀メダルを獲得したロシア・オリンピック委員会(ROC)のアレクサンドラ・タラソワ(17)との確執も指摘された。

 もう一人の教え子であるアンナ・シェルバコワ(17)が金メダルに輝いたとはいえ、良い思い出となる大会ではないだろう。それだけ同コーチは「私たちの学校の生活の中で、非常に難しいオリンピックが終了しました。もしかしたら、分析をして結果をまとめることができるかもしれません」とした。

 さらに指導する選手への短評もつづった。トルソワについては「またもやフィギュアスケートの既成概念を打ち破り、フリーで5回の4回転ジャンプを成功させ、不可能を可能にすることを証明しました。努力の甲斐があったかどうかは議論が分かれるところですが、地道な努力は尊敬に値します。アレクサンドラは、ガガーリン(ロシア人宇宙飛行士)のように私たちを宇宙へ連れて行ってくれるのです。彼女は最初の、いや、唯一の存在なのです」とベタ褒めだった。

 フリー演技後、叱責したとされるワリエワに関しては「私たちの小さな星。とても壊れやすいと同時に、とても強い選手です。カミラが受けた試練は、チーム全員で乗り越えなければならない」。続けて続けてワリエワのドーピング問題で手のひらを返した人々をこう皮肉った。「昨日まで微笑んでいた人々は、スタンドを離れ、ジャッカルのように襲いかかり、さまざまな方法で尋問を提案してきました。ただ、運が良いことに、そんな運命は、これらの人々を私たちから遠ざけます」

 もちろんシェルバコワも「このステータスは一生ものです。アンナは決して楽なスポーツの道を歩んできたわけではありません。その過程で多くの困難に直面しましたが、自分の力以上のものを還元する能力によって、彼女は現代で最も輝かしい女性アスリートの一人となることができたのです」と絶賛した。