北京五輪フィギュアスケート女子で4位になったロシア・オリンピック委員会(ROC)のカミラ・ワリエワ(15)のコーチを務めるエテリ・トゥトベリーゼ氏が、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長の猛批判に反応した。

 バッハ会長は、ドーピング騒動で揺れるワリエワが17日にフリーの演技を終えた際、担当するトゥトベリーゼコーチが同選手を厳しく詰問したことに「冷ややかな対応だ。こんなにも自分たちのアスリートに対して冷たい態度を取れるものなのか」と語り、同コーチの姿勢を糾弾した。

 一方、1994年リレハンメル五輪アイスダンス銀メダリストでROC選手団のコーチを務めるアレクサンドル・ズーリン氏は、自身のインスタグラムで「IOCとWADA(世界反ドーピング機関)がカミラを潰し、フィギュア界のスターを排除した」と擁護。

 ロシアメディア「スポーツ・エクスプレス」によると、トゥトべリーゼコーチは「応援の言葉にとても感謝しています。尊敬されているバッハ氏による私たちの仕事の評価に私は途方に暮れています」と書き込んだという。

 バッハ会長の発言をめぐっては、2014年ソチ五輪組織委員長のドミトリー・チェルニシェンコ氏が「不適切な発言」とし「IOCの会長がアスリートの感情について公式声明を出したことに深く失望した」と表明。ロシア側はIOCへの反発を強めており、さらなる関係悪化が懸念されそうだ。