ドーピング違反で大揺れのロシア・オリンピック委員会(ROC)代表カミラ・ワリエワ(15)ら3選手とエテリ・トゥトベリーゼ・コーチについて、4人が所属するロシアの天才少女養成機関「サンボ70」の会長が大絶賛した。

 北京五輪フィギュアスケート女子で、トゥトベリーゼ・コーチが指導するアンナ・シェルバコワ(ROC)が金メダル。アレクサンドラ・トルソワ(ROC)が銀メダル、ドーピング違反が発覚したワリエワは4位に沈んだ。競技後、ワリエワに「なぜ戦うことをあきらめたのか」とトゥトベリーゼコーチが冷たい一言を放てば、トルソワは同コーチの抱擁を拒否。「あなたは全部知っていたんでしょ!」と絶叫し「このスポーツは嫌だ。もうリンクには立たない」などと感情を爆発させる泥沼となっている。

 3人が所属する「サンボ70」では、〝鉄の女〟の異名と取るトゥトベリーゼ・コーチは徹底した体重管理と厳しい指導で10代の4回転ジャンパーを養成してきた。しかし、ドーピング違反が発覚したともあり、世界的に〝児童虐待〟と批判を浴びている。

 そんな非難も全く気にしていないのが「サンボ70」のレナト・レイシェフ会長だ。ロシア「スポーツ・エクスプレス」に対し、レイシェフ会長は「トゥトベリーゼは、自分の生徒に大きな自信を与えている。彼女は、適切なムードを作り出す方法を知っている。トルソワは感情が爆発したのだ。すべては過ぎ去る、すべてはうまくいく。一人のコーチによる3人の偉大なスポーツウーマンは、サンボ70、モスクワ、ロシアの誇りである。チームの皆さん、心からおめでとう!」と、鉄の女をほめちぎり、4人を大絶賛した。

 ロシアのフィギュア虎の穴の闇は深そうだ。