ドーピング違反が発覚しながら、北京五輪出場継続が認められたロシア・オリンピック委員会(ROC)のフィギュアスケート女子代表、カミラ・ワリエワ(15)を巡り、ロシアや〝ワリエワ裁定〟に元選手らから厳しい声が寄せられている。
平昌五輪のフィギュアスケート米国代表で、団体銅メダル獲得に貢献したアダム・リッポン氏は米誌「タイム」に対し、「汚い詐欺師たち、それを受け入れている。五輪がここからどう立ち直るのかわからない」「(ロシアは)五輪に来るべきではない」と、ドーピングが相次ぐロシアや、陽性でも出場が認められた〝ワリエワ裁定〟を痛烈に批判した。
指導者でもあるリッポン氏は、ワリエワが要保護者にあたる16歳未満であることにも言及。「これは、彼女の周りのチームが児童虐待をしているということ。彼らが気にするのはパフォーマンスだけで、選手の健康や幸福はどうでもいいのだ。彼らは、競技に勝てる子どもたちを送り出す工場。サーカスの調教師だ」とエテリ・トゥトベリーゼコーチらも非難した。
また、東京五輪前にマリファナで陽性反応を示し、大会に出場できなくなった陸上女子短距離のシャカリ・リチャードソン(米国)もツイッターで〝ワリエワ裁定〟を批判。「ワリエワと私の状況の違いについて、明確な答えを教えて。私は母を失い、走れなくなった。私も3位以内に入ると言われていた。私から見て、唯一の違いは私が若い黒人女性だったから」と記している。
選手らが矛盾を感じる今回の裁定。波紋が広がっている。












