巨人が24日のヤクルト戦(京セラ)に4―10と大敗した。この日は投手陣が崩壊も、打線は依然好調。毎回走者を出すなど粘りを見せたが、その中で一人苦しんでいるのが、クリスチャン・ビヤヌエバ内野手(28)だ。この日は3試合ぶりにスタメン出場し1安打したものの、打率2割2分7厘、8本塁打と寂しい数字が並んでいる。昨季メジャーで20発を放った男の悩める胸中を聞いた。
期待の若手投手2人が揃って炎上という展開に、原辰徳監督(61)ももどかしさを隠し切れなかった。楽天から移籍後初先発した古川の初回4失点KOには「ジャイアンツの一員としてマウンドに上がったというところには意義はあった」としながらも、2番手・大江の4失点には手厳しかった。
久々の登板に理解を示しつつも「少しポチャーッとしてきていたから。自分自身でゲームに出なくても、コンディショニングをつくるっていうことだけはしておかなきゃダメだなっていうところ」と指摘。2人の二軍行きを命じた。
一方の打線は機能している。「5番、7番が滞っている」との懸念から、打線の入れ替えに着手すると、23日の同カードから5番に据えた亀井が躍動。この日も2打点を挙げたが、なかなか調子が上向かないのが、主に7番を任されてきたビヤヌエバだ。パワーと若さ、それによる“伸びしろ”を期待されているが伸び悩みは顕著。守備力とチームへの「献身性」こそ買われているものの、23日の試合では途中出場で迎えた打席で犠打を命じられた。
そんなビヤヌエバを直撃すると、最も苦しんでいるポイントは「配球を読む難しさ」だという。
「簡単ではないが、そこは覚えていかないといけない。勉強しながらということ。一番の違いは変化球が多く、緩急を使ってくること。向こう(メジャー)は真っすぐで仕留めにくるので。そこが一番の違いではある」
メジャーリーガーが日本に来て最初に苦しめられるパターンではあるが、ビヤヌエバはさらにこう明かした。
「自分は『相手の失投を探すこと』をテーマにしている。落ちるボールはケアしながら、高めを狙って打席には立っているが、相手投手が4、5球続けてフォークなどを投げてくるときがある。テーマはいかに(目付けを)上げてなのだが、でも続けて(落ちるボールを)投げてくる…。そこのせめぎ合いの状態だ」
投手との我慢比べに負けてしまっている苦しみを吐露した。焦りはあるかの問いには「やるべきことは変わらない。自分は常にチームに貢献できる打撃を、どういうシチュエーションでもやっていくだけ」と殊勝に語ったビヤヌエバ。
28歳という若さもあって、球団としても比較的長い目で“育てる”方針だが、外国人枠「4」をめぐる競争相手が多いのが今の巨人だ。苦しみから解き放たれ、持ち前のパワーを発揮できるのはいつか。












