中国1部上海上港の元ブラジル代表MFオスカル(29)が、古巣のイングランド・プレミアリーグのチェルシーへの復帰を望んでいるようだ。
オスカルはブラジル代表の主力として活躍していた2016年末、当時は上海上港の名称だった同クラブへ移籍金6000万ユーロ(約77億円)で加入し、大きな注目を集めた。
その後は年俸約27億円といわれる破格の高待遇もあり、中国に骨をうずめることを公言。昨夏の中国テレビ局「CGTN」によるインタビューでは「中国では誰もが僕のプレーの良さを理解している。もし中国代表が良いMFを必要とし規則も変わるなら、僕は力になれる」と中国に帰化する意向を示し、1月の英紙「ガーディアン」からの取材でも「ここには素晴らしいプロジェクトがある。中国から離れることは考えていない」と重ねて強調していた。
しかし、2月末に昨季王者の江蘇FCが事実上の経営破綻に陥るなど、中国リーグを取り巻く状況は悪化の一途。給与未払いとなるクラブも続出している。
そうした中でスペインの移籍専門メディア「トードフィチャージェス」は「オスカルがチェルシーに自分からオファーする」と古巣への復帰を画策していると報道。「彼のアジアの冒険に終止符を打つために、どうしても欧州に戻ろうとしている」と窮地の中国から〝脱出〟して欧州でプレーするために古巣を頼ったようだ。
オスカルと上海海港の契約は24年まで残っているが、クラブ側は高額な年俸負担を軽減するため放出を検討。移籍金を1500万ユーロ(約19億円)と〝お買い得価格〟に設定し、チェルシー側も財政的なリスクが少ないことから獲得を視野に入れている。
手のひら返しの復帰はなんともムシがよすぎる話だが、オスカルのように中国から脱出を図る助っ人が今後増えることは間違いなさそうだ。












