中日ナインがエクトル・ルナ内野手(35)の広島入りにショックを受けている。敵として対戦する上で厄介ということだけではない。いなくなっただけでチームにとって大打撃という。「ただの外国人選手と思っていない投手は多いですよ」とは福谷。ルナは、チームリーダーでもあったからだ。
昨年の夏、福谷が神宮球場のヤクルト戦に登板した際のこと。追い込んでからバレンティンにスライダーを投げ、大飛球となったが打ち取った。すると試合後、移動するバスの中でルナが通訳を伴って福谷のところにやってきて「あそこのスライダーは危ない。直球を投げるべきだった。もっと危険を察知するようにならないといけない」と注意してくれたという。それ以来、福谷はちょくちょくルナの元に行き、いろいろアドバイスをもらっていた。
浜田達も「ピンチになるとマウンドにやってきてお尻をポーンと叩いてくれる。リーダーシップがありましたね。(今オフ、ドミニカ共和国のウインターリーグに参加して)スペイン語も多少話せるようになったので、いろいろと話したかったですね」とルナ退団を残念がった。
もちろん、外国人選手のまとめ役でもあった。「外国人選手たちを引っ張っていってました。エルナンデスが雑なプレーでエラーなんかをすると、ものすごい勢いで怒ってましたよ」(ある若手)。ルナがいるから他の外国人選手も手を抜けなかった。単なる助っ人ではなかったルナ。その損失は成績以上に甚大と言えそうだ。












