大日本プロレス20日の横浜文化体育館大会でBJW認定世界ストロングヘビー級王者の岡林裕二(33)が神谷ヒデヨシ(23)の挑戦を退けて初防衛に成功した。今年の東京スポーツ新聞社制定プロレス大賞敢闘賞も受賞して大ブレーク中の王者だが、実は“ストロング”なのはリング上だけではない。その怪力の源とされる岡林の「性豪伝説」に迫る――。
団体20周年イヤーを締めくくるビッグマッチのメーンは、お家芸のデスマッチではなくストロング王座戦。岡林は首折り弾2連発からパワーボムを発射し、神谷との壮絶肉弾戦を制した。
7月の両国大会に続く主役の座を務め上げ、大ブレークを果たした2015年は有終の美。鍛え抜かれた肉体と圧倒的パワーで「ストロングBJ」の名を広め続ける岡林だが、実は男性のシンボルの“強さ”も並ではなく数々の逸話を持つ。
それは岡林がまだ合宿所住まいだった2009年のことだ。私生活が制限されうっ憤がたまっていた当時27歳の岡林は、久々の外出許可日に横浜のビデオボックスへ直行。「爆発させに行こうかと思ったんですね。そうしたら3時間で10回。俺ってすごいなと思いましたね」と、一人でケダモノのごとき驚異的回数をこなしてみせたという。
また同時期に曙町のネオン街へ繰り出した際には、某店の45分1本勝負で実に5度の“フィニッシュホールド”を記録。こうなるともうすごいんだか早いんだかよく分からない…。そんな岡林も12年に美佳夫人と結婚し「まだ付き合っているときなんですけど(相手が)腰を抜かしたことがあったんですよ。あれは大変でしたね」と、ここでもストロングぶりを発揮している。
あり余る精力は、決してリング上と無関係ではない。岡林は「関係あります。やっぱりね。タイトルマッチ前とか(禁欲生活で)我慢することで力が出るので」と、強さの秘訣を明かした。もはやレスラーうんぬんではなく、生命体として突出した存在にすら思える岡林は「大日本をもっと高いところに持っていきたいですね。全団体のベルト制覇とか、そのくらいやりたい」。大いなる野望を胸に、来年も快進撃を続ける。