フィギュアスケートの北京五輪代表最終選考会を兼ねる全日本選手権(さいたまスーパーアリーナ)の女子フリーが25日に行われ、ショートプログラム(SP)3位発進の河辺愛菜(17=木下アカデミー)が135・38点をマーク。合計209・65で3位に入り、表彰台に立った。

 フリー冒頭でトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を着氷。出来映え点(GOE)を1・94点として、試合後は「失うものはないので、いくしかないと思っていけたのが良かった。自分の中で100点」と目に涙をため、笑顔を見せた。

 国際オリンピック委員会(ISU)非公認大会ながら自己ベストを上回る得点。それを見た17歳は「高い点数が出ると思っていなかった。130点も出るかどうかって思っていたんですけど、自分の予想よりも大きかったので、10点間違っているのかって思って。驚きいっぱいでした」と笑った。

 グランプリ(GP)シリーズのNHK杯で2位と大躍進。これで自信を得た河辺は「海外の選手とはまだまだ差があると思っていたんですけど、少し追いつけた気がした。日本で上に行きたいというより、同い年の海外の子に勝ちたい気持ちが出て来た」とメンタルが強化されたという。

 これで北京五輪代表3枠入りにグッと近づいた。「自分はまだまだ五輪に出られるレベルに達していない。選ぶのは連盟の方ですし、あまり期待してないです」と浮かれる様子はない。

 五輪代表は26日に正式発表。3枠の中に「河辺」の名前はあるか。