頼れる助っ人が帰ってくる。ソフトバンクは家族の事情で今季途中に退団したコリン・レイ投手(31)の再入団を20日に正式発表した。1年契約で年俸1億円プラス出来高払い、背番号は退団前と同じ26になった。

 今季新加入のレイは新型コロナ禍の影響で合流が遅れたものの、6月から先発として6試合に登板して3勝1敗、防御率2・03。貴重な戦力となっていたが、第1子が早産で生まれたことから家族との時間を優先するため8月に退団した。帰国後はブルワーズとマイナー契約を結び、メジャー昇格も果たしていた。

 再獲得を決めた球団は「今年の活躍だったり、野球に真摯に取り組む姿を高く評価した」(三笠GM)と説明。ホークス復帰に前向きだった右腕も二つ返事でオファーを受け入れた。

 レイの帰還には現場も喜んでいる。もともとナイスガイで、日本文化へのリスペクトがとりわけ強い助っ人だったからだ。チームに溶け込んでいった背景に、こんなエピソードがあった。

「レイは(球場の食堂で)食べるのが遅かったんだけど、それには理由があった。フォークやナイフ、スプーンを使えばいいのに、いつも箸を使いたがった。来日すぐの外国人が(小鉢に入った)豆類などを箸でつかむのは難しい。見ているこちらがじれったいくらいだった。でも、そんな姿を見せられたら、本当に日本文化に興味があるんだなと思った」(チーム関係者)

 夫人と第1子の健康状態は良好で、新型コロナ禍の水際対策による不透明な入国問題がクリアになれば合流即、チームにフィットするのは間違いない。

 レイは球団を通じ「復帰できることを楽しみにしている。チームに再び優勝をもたらすことができるよう頑張りたい」とコメントした。メジャー復帰するマルティネスの退団が決まった先発陣にあって、レイの復帰は頼もしい限りだろう。