昨年2月11日に亡くなった野村克也さんをしのぶ会が11日に神宮球場で行われ、古田敦也氏(56)が弔辞を読んだ。

 野村さんのヤクルト監督時代に、扇の要としてその〝イズム〟を徹底的に叩き込まれた古田氏。「ここに来て監督の映像や写真を見ると心の整理はつけてきたつもりですけど、やはり寂しい気持ちになります」と神妙な面持ちで「1990年から9年間ご一緒させていただき、ご指導いただきました。その指導というものは、時に厳しく、時に厳しく、そしてずっと厳しい指導でした。ただ、選手たちは監督に認められたい、監督が求める選手になりたい一心で必死についていき、成長することができ、スワローズが強くなったと思います」と感謝の言葉を述べた。 

 当時は「人生の価値は人を残すことだ」とも教え込まれた。古田氏は「(野村さんの)教え子でもあります高津監督率いるスワローズと、矢野監督率いるタイガースが優勝争い。セントラルリーグの最後まで盛り上げてくれました。そしてスワローズは日本一を取りました。また、東京オリンピック金メダルを獲得した侍ジャパンの稲葉監督も野村監督の教え子です」とし「我々残った者は、その監督の思いをしっかり引き継ぎ、これからも球界発展のため尽力していきたいと思っております」と誓いを新たにしていた。