ソフトバンクのドラフト2位・正木智也外野手(22=慶大)が10日、ペイペイドームを初訪問。正式契約を交わした後、球場ブルペンで本物の鷹と触れ合う「鷹匠体験」などを行った。

 常勝ホークスの一員となった実感を胸に、ルーキーイヤーの青写真を描いた。「KEIO」の誇りを持って飛び込むプロの世界。「まずは一軍に定着してスタメンで出ることが目標。1年目から2桁本塁打が一つの目標です」。

 長打力と勝負強い打撃が持ち味の慶応の4番。2桁本塁打を掲げれば、おのずと視界に入る数字が名門出身の22歳にはある。慶応大学野球部のレジェンド・高橋由伸氏(46)が、巨人入団1年目の1998年にマークした19本塁打だ。「そこを超せたら本当に偉大なことだと思います。負けないというか、目標というか、いろんな方に追いつけるように頑張りたい」。自らを鼓舞するように〝由伸超え〟に挑むことを宣言した。

 先月開催された明治神宮大会では母校の準優勝に大きく貢献。初戦と準決勝の2試合で7打数6安打1本塁打と大舞台で力を発揮した。素材十分で、常勝再建へ「世代交代」を推し進めるホークスにとっては期待の即戦力だ。すでに藤本監督は来春宮崎キャンプで、正木を主力組からスタートさせる方針を明言。春に実力をアピールして開幕一軍をつかんだ先に〝由伸超え〟が見えてくる。

 2021年のプロ野球は、正木が大学日本代表メンバーとして面識のあった1学年上の佐藤輝(阪神)、牧(DeNA)ら大卒組が大いに躍動。「一緒にやらせてもらった人たちがプロで活躍するのを見せてもらった。負けないように、僕も1年目から活躍できるようにしたい」と成功へのイメージを描きつつ、プロに挑む。