王者が不気味な雰囲気を漂わせている。第98回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)を前に、前回大会王者・駒大の大八木弘明監督(63)は、10日のオンライン記者発表会で「誰かが活躍してくれればいい」と選手らに奮起を促した。

 今季は出雲駅伝で5位に終わった駒大。全日本大学駅伝は主力の故障もあり「3位以内」と控えめな目標を掲げながらも、見事に連覇を達成。選手層の厚さから箱根駅伝でも優勝候補の本命に挙げられているが「最低でも3位を目指して頑張っていきたい」と再び遠慮しながら決意を述べた。

 その一方で、全日本大学駅伝を欠場した鈴木芽吹(2年)など、主力陣も復調気味。チーム全体の調子も上がっており「今年の特徴はスピード持久力がついた。夏合宿から駅伝シーズンに入るまでしっかり走り込みもやった。春のスピード強化でモノはついてきたので、夏はスピード持久力、スタミナ作りをしっかりやってきた」と手応えを口にする場面も見られた。

 残された期間は約3週間。本番では常勝軍団の力を披露する覚悟だ。