軽井沢合宿の効果は…。フィギュアスケートの全日本シニア強化合宿(長野・軽井沢町)が28日に公開され、小塚崇彦(26=トヨタ自動車)、宮原知子(17=大阪・関大高)らが取材に応じた。

 個人競技のフィギュアだが、今回の合宿の目的はチーム力の強化。日本スケート連盟の小林芳子フィギュア強化部長(59)は「五輪では男女とも表彰台を狙える選手を3人揃えたい。そうすることで、日の丸の重圧を一人ではなく、3人で背負えれば」とその狙いを説明した。軽井沢を選んだのも、より合宿ムードを高めるため。昨年までの中京大では日常的に使用している選手もいて、普段の練習の延長でしかなかった。

 一方で、選手には決して好評ではない様子。男子のホープ、宇野昌磨(17=愛知・中京大中京高)は「ホテルの部屋にクーラーがないんですよ。中京大のほうが良かったかな?」。日本を代表する避暑地とはいっても、日によっては寝苦しい夜を過ごしているようだ。

 一流アスリートの練習環境としてふさわしいのか、やや疑問は残るが、小林強化部長は「合宿らしくていいじゃないですか」と一蹴。別の連盟関係者も「アイスショーで一流ホテルに泊まったりしているから、そう思うんでしょう。五輪の選手村がそんなに恵まれているとは限りませんよ」と話した。

 まさか、クーラーがないことが原因ではないだろうが、この日は村上佳菜子(20=中京大)が微熱を理由に午後の練習を中止。参加選手でただ一人、メディア対応も欠席した。スケジュールの都合で合宿に参加していない羽生結弦(20=ANA)、浅田真央(24=中京大)の2人が正解だったなんてことにならなければいいが…。