メジャーリーグ機構(MLB)は10日(日本時間11日)、投球内容を対象としたスポーツ賭博に関し、賭け金の上限を200ドル(約3万円)に制限すると発表した。ガーディアンズのエマヌエル・クラセ(27)とルイス・オルティス(26)の両投手が不正投球に関与し、米司法当局から訴追されたスキャンダルを受けた異例の対策だ。
米メディア「ファーストスポーツ」によると、クラセとオルティスは賭博関係者と結託し、意図的にボール球を投げるなどして報酬を得ていたとされる。起訴状によれば、両投手は2023年から23ページに及ぶ不正記録が残されており、投球操作ごとに5000ドルから7000ドル(約77万円から約108万円)を受け取っていたという。MLBはこうした行為の再発を防ぐため、投球に関する賭け金を上限200ドルに制限し、不正の利益を小さくすることで抑止を図ると説明した。
MLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏(67)は声明で「ピッチレベルの市場には特にリスクがある。関係者全員がスポーツのインテグリティを守るため協力していることを称賛したい」と強調。だが、逆にこの制限策が火に油を注いだ。
X上では米国内のMLBファンから「そもそも野球から賭博を排除すべき」「制限でなく撤退こそが答えのはずだ」などといった批判が殺到。マンフレッド氏への皮肉や罵声が飛び交い「何て勇気のないリーダーだ」との辛らつな投稿も散見され、大炎上状態となっている。
米球界を揺るがす賭博スキャンダル。MLBが掲げる「上限200ドル」は防波堤となるのか、それとも新たな炎上の火種となるのか。ファンの不信は、いまだ収まりそうにない。












