ドジャースの大谷翔平投手(31)は27日(日本時間28日)に本拠地ロサンゼルスでのレッズ戦に「1番・投手兼DH」で先発し、5回を投げ1本塁打を含む2安打1失点、9三振2四球、2暴投で今季初勝利(1敗)を挙げた。打者19人に復帰後最多の87球で、最速100・3マイル(約161・4キロ)をマーク。防御率4・18。打者では5打数1安打、1得点。内容は左飛、右前打、遊ゴロ、中飛、左飛で打率2割7分8厘。チームは5―1で勝ってレッズ3連戦をスイープ。連勝を4に伸ばして地区優勝へのマジックを26とした。
11度目の先発で今季初勝利を手にした。白星自体がエンゼルス時代の23年8月9日のジャイアンツ戦以来、749日ぶりだ。初回、先頭フリードルに初球、外角高めの96・2マイル(約154・8キロ)のフォーシームを左前に運ばれた。続くマルテは外角低めのカーブで空振り三振、3番デラクルスは内角低めのスライダーで空振り三振、4番A・ヘイズは内角高めの96・7マイル(約155・6キロ)のフォーシームで詰まらせて中飛に打ち取った。
一転、2回はピンチを迎えた。先頭ラックスは内角低めのカーブで空振り三振を奪った。続くスティアは四球、7番トレビノの打席で暴投で走者に二進を許すと連続四球で一死一、二塁。8番K・ヘイズの3球目が再び暴投となり、一死二、三塁とピンチを拡大したが、4球目、真ん中高めにこの日最速の100・3マイルのフォーシームを投げ込み空振り三振。9番マクレーンは外角低めのカーブでバットに空を切らせた。
3回一死後、マルテに被弾。初球の真ん中に甘く入ったカットボールを左中間席へ運ばれた。しかし、続くデラクルスは内角の100マイル(約160・9キロ)のフォーシームで見逃し三振。4番A・ヘイズは真ん中低めのスイーパーで空振り三振。
4回は先頭ラックスを真ん中低めのカーブで空振り三振を奪い、今季最多の8三振に並んだ。スティアをカーブで三ゴロ、トレビノはスイーパーで一飛に仕留めた。
左腕ロドロに3回まで完全に抑えられていたが、大谷が直後の打席でチーム初安打となる右前打を放つと、一死後、連続で打球が右前に落ちるラッキーな安打で一死満塁と先制のチャンスを迎えた。ここでE・ヘルナンデスが中前に勝ち越し2点適時打、さらに二死満塁でラッシングも中前に2点適時打を放ち、4―1とリードを広げた。
5回は先頭ヘイズをフルカウントから外角低めのスライダーで三ゴロ。マクレーンは外角低めのスライダーで空振り三振に仕留めた。9奪三振は復帰後最多だ。1番フリードルをカウント2―2に追い込むと客席は三振を期待して大歓声が上がったが、外角低めのスライダーを引っ掛けて一ゴロだった。予定通りに5回を投げ切り、充実の表情でマウンドを降りた。
この日は前回登板まで2・5パーセントと最も比率の低かったカーブを87球中最多の23球(26パーセント)投げた。スイーパー16球(18パーセント)、スライダー7球(8パーセント)と曲げ球中心に組み立て、時おり100マイルのフォーシームで押し込みメリハリを付けた。まだ、配球を試しているのだろう。今後に期待が膨らむ。
打者では5打数1安打だったが、3本の大飛球を打ち上げた。初回先頭は内角高めのフォーシームを左翼へ、7回無死一塁は3番手の左腕モルの内角低めのスイーパーを鋭いライナーで中堅へ、8回二死無走者は5番手の左腕スーターの真ん中高めのフォーシームを再び左翼へ高々と打ち上げたがいずれもしっかり捉えた惜しい打球だった。ボブルヘッドデーの連続本塁打は3でストップしたが、白星は同等だろう。
8月最後の登板で復肩をアピールした大谷。勝負の9月は投打二刀流でチームを引っ張る。












