ドジャースの大谷翔平投手(31)のパワーはメジャーでも規格外だった。米野球専門誌「ベースボール・アメリカ」は19日(日本時間20日)に「2020年代のMLBを代表するトップ20ツール」を発表した。これは1988年から続いているものでメジャー各球団の監督、コーチ、フロント幹部からア・リーグとナ・リーグでどの選手が最高のスカウティングツールを持っていると評価されているかを調べるものだ。大谷は「ベストパワー(最強の長打力)」部門にヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(33)とともに名を連ねた。

 ジャッジが同部門に選ばれるのは通算5度目。歴代最多のマーク・マグワイア(6回)に次ぎ、バリー・ボンズ、ヤンキースのジアンカルロ・スタントンと並んで2位となった。ジャッジはキャリア通算350本塁打に史上最速で到達しており、50本塁打以上のシーズンもすでに3度記録している。

「一方、すぐ背後に迫るのが大谷だ」と同誌。「2度のヒジ手術を経たために出遅れながらも4度のベストパワーを受賞。2020年代に入り、ISO(長打率を示す指標)3割を超えているのは、大谷とジャッジの2人しかいない」と紹介した。今季のISOはジャッジがメジャートップの3割5分4厘、大谷がナ・リーグ1位の3割3分3厘だ。

 ちなみに18日(同19日)時点で20年以降の通算本塁打トップはジャッジで244本、2位が大谷の228本だ。3位がフィリーズのシュワバーの217本、4位がメッツのアロンソで201本。200本超えはこの4人だけ。

 また、現役で本塁打王を複数回獲得しているのはジャッジの3回(17、22、24年)、カージナルスのアレナドが3回(15、16、18年)、ヤンキースのスタントンが2回(14、17年)、大谷も2回(23、24年)の4人だ。

 シーズン50発を記録しているのもジャッジ(17、22、24年)、スタントン(17年)、アロンソ(19年)、ブレーブスのオルソン(23年)、大谷(24年)の5人のみ。

 こう見るとジャッジと大谷の2人は現在のMLBで超越した存在だ。