MLB機構は19日(日本時間20日)、マリナーズの元有望株ビクター・ロブレス外野手(28)に10試合の出場停止と罰金を科したと発表した。

 今年4月に左肩を痛めて負傷者リスト入りしているロブレスは、リハビリ出場した17日(同18日)のマイナーの試合で胸元近くに投げ込まれた球に激怒。慌てて避けて落としたバットを拾い上げると投手に向かって思いっ切り投げつけ、即刻退場が言い渡された。だが、怒りが収まらないロブレスはマウンドに向かって突進し、両チームが飛び出す乱闘寸前の事態となっていた。

「5ツール・プレーヤー」と期待され、ナショナルズ時代の2019年には155試合に出場。打率2割5分5厘、17本塁打、65打点、28盗塁を記録し、24年6月からマリナーズに加入した。

 ロブレスは自身のSNSを通じて「心から謝罪したい。イライラを抑え切れず、その試合だけでなく私たちが一生懸命維持しようとしているエネルギーと尊敬の念に影響を与えたことを理解しています」とつづった上で、まさかの行動に出た理由についても説明した。

「長いリハビリを経て、シーズンの大半の試合から離れていたことは、身体的にも精神的にも大変でした。さらに、最近母を亡くしたことは非常につらく、精いっぱい耐えてきました。これは言い訳にはなりませんが、皆さんが私の立場を理解するために必要な背景です」。さらに「15打席で5度も当てられたことは、そのプレッシャーをさらに増幅させ、私は誇れない行動を取ってしまいました」と身内の不幸や度重なる死球も原因となったと主張した。

 最後に「選手としてだけでなくチームメートとして、競争相手としてもより良い人間に成長できるように全力を尽くします」と誓い、処分の軽減を求めて控訴。出場停止処分はメジャー復帰後に適用される。