カブスがトレード期限後にロースター変更を〝強行〟した。今永昇太投手(31)や鈴木誠也外野手(30)が所属するナ・リーグ中地区の名門球団で、防御率3・06の成績を残していたブルペン要員のクリス・フレクセン投手(31)が、ここにきて突如チームから姿を消したことで、さまざまな臆測を呼んでいる。
米メディア「MLBトレード・ルーマーズ」が報じたところによると、カブスは4日(日本時間5日)、フレクセンをマイナーへ降格させようとしたが、本人が3A行きを拒否。その結果、リリース(解雇)されることになったという。
メジャー歴5年以上のベテランにはマイナー拒否権があり、フレクセンも同権利を保有。7月31日(同8月1日)のトレードデッドラインは既に過ぎているものの、期限後もウエーバー公示を経ずに解雇された選手は原則としてFAとなり、どの球団とも契約を結ぶことが可能となっている。そのためフレクセンもメジャー契約で他球団への移籍を模索しているとみられている。同メディアは「これから契約する球団は最後の数か月間、リーグ最低契約額76万ドルのうち、日割り計算された金額のみを支払えばいい。フレクセンの能力を考えれば、かなりリーズナブルだ」と指摘している。
ただ、このタイミングでフレクセンにマイナー降格を拒否され、リリースに至ったカブスの判断に対しては疑問の声も向けられているようだ。SNS上においては、カブスファンやMLB関係者から「ブルペン事情を考えれば、フレクセンを手放す処置は果たして正しかったのか」「彼のリリースは大失敗」などといった指摘も散見される。
しかも、この日の本拠地レッズ戦でトレード期限前にナショナルズから獲得したマイケル・ソロカ投手(28)が移籍後初先発しながら、右肩の違和感を訴えてわずか2回で緊急降板。結果論とはいえ、SNS上では「先発も可能なフレクセンを穴埋め要員として確保しておくべきだった」との意見も飛び交っており、ジェド・ホイヤー編成部長(51)の方向性に首をかしげる声も少なくない。
今季のフレクセンはブルペン要員として4月末に昇格し、最初の28回で防御率0・65という驚異的なパフォーマンスを披露。だが7月に入ってからは15・2回で6被弾15失点と崩れ、チームも対応を迫られた。それでも最終的にカブスでの今季は主にロングリリーバーを任され、5勝1敗、防御率3・09という中継ぎとしては十分に合格点を与えられる成績を残している。
いずれにせよカブスでの静かな「人事の波」が今、MLB関係者の間で注目を集めているのは確かだ。












